複雑で多様化する現代。店内は、アンティークな家具、庭には癒し度の高い空間(パワースポット)が広がっているお店です。冬は暖炉に癒されます

カフェブロッサム繫昌記

最近、ヒルズ付近の書店に立ち寄り、本を探していたら、サンフランシスコのフォトグラファーに「写真をとらせてもらえないか?」と
尋ねられた。手に持っているのは、M型ライカではないか!!「ノープロブレム!」と答えて、撮って貰いました。

ヨーコさんに見せたら、「これで、カッチャンの葬式写真が出来たと!」喜んだのでありました。

「紅葉する老年」と云う言葉が好き。老年期、戸惑うことばかり。孫の名前がとっさに出てこない!愛用するお店の名前も失念!探し物で、部屋に入ったら、目的を失念!と、悩ましいこの頃なのであります。一方、巷では、「人生100歳時代」と言うフレーズを耳にします。「そんな事は学校では教わりませんでした」などと、愚痴めいたことを言っても仕方がない・・・・。

後26年でそこに到達してしまう!店で立ち働いていると、「よく頑張ってますねぇ!」と、人様に褒められる事もある。こういう時は、気分爽快、元気が出るのであります。これはそんな老輩の日々を綴るものです。

  • 土曜日は、曇り、外の空気が冷たかったが、今日は陽射しを得て、春めいてきた。昼に至り、都内や埼玉方面より家族連れが来。ここで食事を済ませ、アウトレットでお買い物をするようだ。季節の変わり目で当店もアウトレットのお客様が増えて来る。ありがたい限りだ。
    最近、眼医者さんに通っていたら、目がよくなってきて、普通の本が読めるようになり、時間がある時は、読書を愉しめるようになった。

    二月いっぱいは、イギリス人歴史家トニー・ジャット著「ヨーロッパ戦後史」を読んでいた。戦後史とあるから、老輩の生まれた頃、即ち、1943年頃から、2000年のユーロが始まるまでのヨーロッパの事象が詳しく説明されていて、昨今、ウクライナを攻撃している、プーチンの立場や気持ちが少しばかり理解できて、又、何度か訪れたヨーロッパの地を漠然と把握し、理解した風景の背景が説明されているので面白く読めた。

    3月初旬、図書館でシモーヌ•ド•ボーヴォワール著「老い」を発見。借りて、読み耽る。彼女は、サルトルの奧さんで、二人とも、私の青年時代、来日しており、その折、人生に迷っていた青年に「周辺に居る大人たちとは、少し異なる考え方をする大人たち」という印象を残していった。更に、老輩が二十三歳の頃、パリを訪れ、偶然サルトルの住む近所に十日ばかり生活をしたので、非常に近親感があるのだ。老輩、今年八十二歳になるから、この「老い」は、リアルな感覚で読める。