今日は風無く暖。店の裏にある数本の梅の花は今を盛りと花が開いているが、老輩は鼻炎で残念ながら梅の香は味わえない。残念で仕方がない。営業の前に、庭の席に掛け、陽射しを浴びるとポカポカして気持ちが良い。しかし、周囲の風景は冬のままである。体が味わう、この早春の感覚は胸の奥にある緊張感を、ほどほどに緩めてくれる。午後に至り、鳥の囀りも届く。来店するお客様は室内、テラス、外と分かれて、皆さんゆっくりと、恵まれたひと時を過ごして居る。

「紅葉する老年」と云う言葉が好き。老年期、戸惑うことばかり。孫の名前がとっさに出てこない!愛用するお店の名前も失念!探し物で、部屋に入ったら、目的を失念!と、悩ましいこの頃なのであります。一方、巷では、「人生100歳時代」と言うフレーズを耳にします。「そんな事は学校では教わりませんでした」などと、愚痴めいたことを言っても仕方がない・・・・。
後26年でそこに到達してしまう!店で立ち働いていると、「よく頑張ってますねぇ!」と、人様に褒められる事もある。こういう時は、気分爽快、元気が出るのであります。これはそんな老輩の日々を綴るものです。